警察犬訓練所入所(0歳6ケ月)

「もち」のブログ

2019年5月のゴールデンウイーク明け、生後6か月を迎えたもちは、警察犬訓練所へ通うこととなりました。

初めて訓練所へ連れて行った時、所長さんから「しつけ教室で習った事をしてください」と言われとても焦りました。というのも、それまでは自宅の室内かトレーナーさん宅の教室内での練習しかしておらず、屋外で「おすわり、ふせ、マテ」ができるとはとても思えなかったのです。

しかも初めての場所で知らない訓練士さん方が5名ほど。周囲には犬舎があり、シェパード君たちや他のワンちゃんたちが、自分たちのテリトリーに入り込んできた小僧(もち)に対して、敵対心むき出しで吠え叫んでいます。

一回でいいから公園で訓練しておくべきだった、いや 誘われたドッグランだけでも連れて行くべきだった・・・様々な後悔が私の頭の中を一瞬で埋め尽くしました。

他県ではトイプードルの警察犬「あんずちゃん」が誕生していたものの、私が暮らす田舎では トイプードルを訓練所へ入れる事自体が初めてのことの様でした。

まさかの入学試験があったのです。

そしてもう一つ

実はこちらの方が警察犬になる素質があるかどうか見極める重要な要素らしいのですが、猫じゃらし的な棒をもちの前で動かし、どう反応するかの実験がありました。

物欲がある犬でないと、後々の訓練がうまくいかないらしいのです。

これは以前テレビで観た警察犬訓練士の方もおっしゃっていました。

もちは猫じゃらし様の先端部分に食いつき、自分が持ち上げられても離さず、無事 入所できることとなりました。(普段から私のエプロンに食いつき、リフト状態だったのが、最初で最後 役立ちました。)

まずは4か月様子をみ、見込みがなければそこで訓練終了となるとの説明を受け、とても良心的だと、安心したのを覚えています。訓練費用は結構な金額でしたから。

その日から、車で片道45分 混雑時は優に1時間かかる道のりを、仕事の行き帰りにプラスαでの送迎が始まりました。もちが嫌がれば、恐らく続かなかったでしょうが、訓練所に着くや否や、私の方を振り返りもせず尻尾を振りながら場内へ走り出すもちを見ると、送迎や月謝の負担も気になりません。

犬の持つ魔力ですね!

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