初めての動物病院で獣医さんから怒られた話

「もち」のブログ

私は昼間働いています。その間「もち」は、半畳ほどの大きさの犬小屋で過ごすこととなりました。

子犬を飼った経験のある方ならお分かりと思いますが、犬小屋に入れられて悲しそうに出かける飼い主を見つめる目…何とも言えない罪悪感に、飼い主はさいなまれます。

私も毎日、後ろ髪を引かれる思いで仕事へ出かけていたのですが、ある日ショッピングモールのペットコーナーでとても魅力的なモノをみつけました。

骨の形をした固いおやつです。

両端の丸っこい部分はどう見ても「もち」の口より大きく、真ん中の長い部分は「もち」が加えるのにジャストフィット!という感じでした。

ミルク味 と書いてあった気がします。

これならば自分が留守の間、「もち」も時間をつぶすことができるだろう と早速1袋購入し、そのうちの1本を「もち」に与えました。

思った通り「もち」は大喜びでミルク味の骨型おやつに食いつき、かみかみしています。程よい固さなのでしょう。適度に歯型はつくものの、折れたり形が崩れる程のものではなく、また両端が「もち」の口より大きいので、誤飲する心配もなく、我ながら最高のおやつを見つけたと喜んでいました。

ところで当時600gの「もち」の食事はドッグフードを10g。

購入したペットショップの教示を忠実に守り、キッチンスケールで毎日きちんと10gを計測し与えていました。

あっという間に食べ終わってしまうので、ふやかす水の量を増やしたみたり、いろいろと工夫しながら10gをキープしていました。

骨型のおやつを与え始めて2.3日後のことです。私はいつものように「もち」をゲージに入れ骨型おやつを与え朝仕事へ出かけました。

ところが夕方帰宅してみると、骨型おやつの端っこ(大きく球体になっている部分)の片方がありません。

どこかに落ちているのかと犬小屋をくまなく探しましたが見つかりません。

「もち」はいつものように帰ってきた私を歓迎し、振り切れんばかりに尻尾を振り、まとわりついてきます。

自分の口よりも大きい、どう考えても食道より直径が長い骨型おやつの端っこを「もち」は飲み込んだのです。

私は慌てて動物病院へ駆け込みました。

端っこが無くなった骨型おやつ、まだ新品の骨型おやつを2本持って、こんなに大きいものを飲み込んでしまった事を獣医さんへ訴えました。

そこで獣医さんから出たのは、まさかの言葉でした。

「こんな大きいのをがんばって飲み込んだんだ!すごいね!!」

この手のおやつは胃に入ってしまえば消化できるので、これくらい元気なら多分大丈夫だとのこと。

ただ購入した時の体重が600g、それから1ケ月経っているのに体重はほとんど変わらず620g わずか20gしか増加していないことが、おやつを飲み込んだことよりもずっと問題だし、多分エサが足りていないことが、今回の丸のみ事件につながったのではないか ということで、

その日から獣医さんの指示どおり、残すくらいの量のドッグフードを「もち」に与え続けました。

「もち」はメキメキと大きくなり、1ケ月後の予防接種時には体重が1kgを超え、獣医さんにも褒められました。

初めて子犬を育てる飼い主には、信頼できる情報を集める義務があるのだと、とっても反省しました(´;ω;`)ウッ…。

コメント

タイトルとURLをコピーしました